重箱の隅と言えばそうなんですが、どうも彼が自分を為政者と言う公的な身分である事を、自覚していない時に面白いことをするような気がして、目が離せない(笑)
で、朝日新聞とヤッテマスネ今。
やっぱり変な主張をしてます。
3日付の本紙社説「橋下TV発言 弁護士資格を返上しては」への反論であると説明。「僕は権力者だから批判してもらって構わない。しかし、一線を越えた批判や、からかい半分の批判には徹底して対抗しないといけない。僕にも家族はあるし事務職員を抱えている。弁護士資格を返上したら従業員はどうなるのか」などと語った。まあこれ以外にももっと仰ったと思いますが、朝日新聞の記事ですから最も突っ込みやすい所だけ残したんでしょう。
とはいえ朝日新聞の社説はこうでした。
橋下TV発言―弁護士資格を返上してはところで、当然この社説とそれに関する橋下知事の反応についてはネット上でも賛成、反対のブログ記事が多数掲載されている。私の場合橋下知事は何やってんだろう?と言う方なんでどちらかと言えば橋本氏批判ではある。
歯切れのよさで人気のある橋下徹・大阪府知事のタレント弁護士時代の発言に、「弁護士失格」といわんばかりの厳しい判決が言い渡された。
山口県光市の母子殺害事件をめぐり、橋下氏は昨春、民放のテレビ番組で、少年だった被告の弁護団を批判し、「弁護団を許せないと思うんだったら懲戒請求をかけてもらいたい」と視聴者に呼びかけた。
その発言をきっかけに大量の懲戒請求を受けた弁護団が損害賠償を求めた裁判で、広島地裁は橋下氏に総額800万円の支払いを命じた。判決で「少数派の基本的人権を保護する弁護士の使命や職責を正しく理解していない」とまで言われたのだから、橋下氏は深く恥じなければならない。
この事件では、少年は一、二審で起訴事実を認め、無期懲役の判決を受けた。だが、差し戻しの控訴審で殺意や強姦(ごうかん)目的を否認した。
少年の新たな主張について、橋下氏は大阪の読売テレビ制作の番組で、弁護団が組み立てたとしか考えられないと批判した。弁護団の懲戒を弁護士会に請求するよう呼びかけ、「一斉にかけてくださったら弁護士会も処分出さないわけにはいかない」と続けた。
こうした橋下氏の発言について、広島地裁は次のように判断した。刑事事件で被告が主張を変えることはしばしばある。その主張を弁護団が創作したかどうかは、橋下氏が弁護士であれば速断を避けるべきだった。発言は根拠がなく、名誉棄損にあたる――。きわめて常識的な判断だ。
そもそも橋下氏は、みずから携わってきた弁護士の責任をわかっていないのではないか。弁護士は被告の利益や権利を守るのが仕事である。弁護団の方針が世間の常識にそぐわず、気に入らないからといって、懲戒請求をしようとあおるのは、弁護士のやることではない。
光市の事件では、殺意の否認に転じた被告・弁護団を一方的に非難するテレビ報道などが相次いだ。そうした番組作りについて、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は公正性の原則からはずれるとして、厳しく批判した。
偏った番組作りをした放送局が許されないのは当然だが、法律の専門家として出演した橋下氏の責任はさらに重い。問題の発言をきっかけに、ネット上で弁護団への懲戒請求の動きが広がり、懲戒請求は全国で計8千件を超える異常な事態になった。
橋下氏は判決後、弁護団に謝罪する一方で、控訴する意向を示した。判決を真剣に受け止めるならば、控訴をしないだけでなく、弁護士の資格を返上してはどうか。謝罪が形ばかりのものとみられれば、知事としての資質にも疑問が投げかけられるだろう。
ついでに言えば新聞等のマスコミに対しては、変わってしまった姿を見て悲しくもあり、呆れる事もある。
落ちぶれた人間に対する同情のような感情を持っている。
そう思っている私だが、今回の朝日新聞の社説についてそんなに違和感を持っていない。橋本氏が言うような『一線を越えた批判』『からかい半分』と言うものを感じる箇所があるかというと・・・特に無い。
前の記事でも書いたように、彼は法律の解釈、表現の自由の考え方を間違えたとまで仰ってらっしゃいますが、なぜか控訴するようです。それに対して控訴はおかしい、弁護士の資質を疑うという批判をしているのが朝日新聞の社説だと思うのですがいかがでしょう。
ところで懲戒請求をして、それが認められた場合請求された弁護士はどうなるのでしょう。日弁連-懲戒制度
弁護士に対する懲戒の種類は、次の4つです(同法57条1項)。2より重い場合仕事が出来ない状態です。
1. 戒告(弁護士に反省を求め、戒める処分です)
2. 2年以内の業務停止(弁護士業務を行うことを禁止する処分です)
3. 退会命令(弁護士たる身分を失い、弁護士としての活動はできなくなりますが、弁護士となる資格は失いません)
4. 除名(弁護士たる身分を失い、弁護士としての活動ができなくなるだけでなく、3年間は弁護士となる資格も失います)日弁連-懲戒制度ヨリ
あのですね、橋下知事は当然これを知ってテレビで“懲戒セヨ”と言ったわけですよね。戒告で終わるかどうかは懲戒請求した人が決めるわけではありませんから、懲戒無しから除名まで何が起きるか分からないけど、やらせたわけだ。橋下知事は懲戒請求してませんけどね。今までの例から除名が滅多に無くて戒告の方が多いだろうとか予想はできますけどね。
ただ、他人の職を取り上げる可能性もある事を、そうなると知らない(書いてあっても理解できない)不特定多数にさせておいて、煽りまくって、でも『僕にも家族はあるし事務職員を抱えている。弁護士資格を返上したら従業員はどうなるのか』エエェェ(`-ω-´)ェェエエ
まさか懲戒請求をさせるときに『からかい半分』でさせたわけじゃないでしょうが、あえて言えば懲戒請求をみんなすればいいといったのがテレビ番組なので不真面目であるなあと思う方はいらっしゃるのではないかと思います。チョッと思いました。
その上で朝日新聞という法人に対する人格攻撃ですか。小学校の時に学級委員に対して『お前は絶対間違ったことをしないんだな。したら委員辞めろよ』みたいなことを言う悪ガキを思い出します。
朝日新聞が事実誤認をしたり(時おりあるね)悪口ばかり言っていたら大変な問題ですが、同時に知事だって悪口ばかり言っていたり間違ったことをしていたら大変な問題です。公約の反故ぐらいは大阪府民にも責任の一端を背負っていただくとしても、まだ当選前に起こしたことについては知事が全面的に責任を持ってもらわないと。もしかしてご自身は懲戒請求をしていないから朝日新聞社説が弁護士資格云々を言った時に怒ったんでしょうかね?まさかね。













この記事に対するコメント・トラックバック [4件]
1. FSM
— October 23, 2008 @22:02:43
私も橋下知事の言動はスタンドプレーだと思っていたのですが、
> まさか懲戒請求をさせるときに『からかい半分』でさせたわけじゃないでしょうが
を読んで、もしかしたら本当にからかい半分でやってたのかも、とちょっと思ってしまいました。自分がそういう発想だったから、当然『朝日』もそうだろう、と思ったのかな、と。
> どうも彼が自分を為政者と言う公的な身分である事を、自覚していない時に面白いことをするような気がして
本当ですね。いや、面白いじゃすまないんですが。(^^;;
ちっちぇえ人間だな、に触発されたモノですからトラバさせていただきました。
実際橋下知事の怒りのツボが良く分からないのですが、彼がやっている事が彼自身では大真面目だとしても、誤解を受けるような方法を採ってやるのが彼のスタイルなんだろうな、と思った次第です。
わざと怒らせる。その為に自分にも怒らせるような未熟さを演出する、それが人間的・・・これは考えすぎでしょうね(-_-;)
結局悪口雑言を待ってしまう私もイケナイっちゃあイケナイんですけどね。
3. たまたま — December 25, 2008 @02:00:27
いつまでも洗脳された状態で物を考えると何も分からないままですよ
どう見ても事実を言っているなら、地裁の判決も事実を審理したまでです。
自分の考えが正しいと思っているのなら、その殻の中に閉じこもる方がよろしいかと思います。イメージだけで語っても何も変わりません。