ニシノ説
転載する気は無いのでよろしければリンク先をまずお読み下さい。
その上で彼が引用した所だけを読めば、今の医療従事者が以前のそれよりもっと楽な方に流され、使命感の希薄な普通のサラリーマンになっている、という指摘のように感じる。
しかし、引用が偏っていると文章から受けるイメージも変わる。
がん治療を支える医療現場の疲弊は深刻です。さてこちらを読んでいただきどう感じますでしょうか。
筆者の部下の放射線治療医、加藤大基医師も、連日の徹夜に近い勤務に燃え尽き、東大病院をやめて開業医になりました。
その結果、勤務時間は半分、収入は逆に2倍になったといいます。
ただ、1年後、34歳の彼が肺がんになってしまいました。
そして、医師の立場ではわからなかった、
日本のがん医療の問題点を知ることになりました。
それらの経緯をまとめた書籍が「東大のがん治療医が癌になって」
(ロハスメディア、著者と共著)です。
多くの勤務医は、世界的に見ても非常に低い収入と極限的な勤務状況に
耐えながら、使命感と誇りだけで、医療を支えてきました。
しかし、医療訴訟の急増など、社会からの信頼が低下し、
その誇りも失われつつあります。
今、手を打たなければ、国民病であるがんの医療も崩壊します。
政府のがん対策推進基本計画が指摘したように、放射線治療や化学療法、
緩和ケアに当たる人材は現状でも足りず、急増する需要に応えられません。
そもそも、高齢化が急速に進む中、医療費抑制政策をこれ以上
続けられるはずがありません。
使命感を失った医師は「エリート」ではなくなります。
医師がエリートであったころ、患者や家族のつらい部分を引き受け、
治療すべてに責任を持っていました。それが今は、
「人工呼吸は家族が取り外して」「余命3ヶ月です」など、
「率直な」ことを言う医師が増えています。
エリートでなくなった医師は、物質的豊かさを求め、楽に稼げて、
時間があり、訴訟リスクのない診療科に集中しています。
一方、外科系などの忙しい診療科に進む医師が減っています。
医師が使命感でなく、自らの豊かさを求めれば、医師の給料が上昇し、
「医療が崩壊して、医療費だけが高くなる」最悪のシナリオもありえます。
これを避けるには医療の消費者である国民の声が必要です。
医師と患者が互いを尊重し、ともに医療を作っていく時代が
来てほしいと願います。
Dr.中川のがんを知る、karte15・疲弊する医療現場〜医療にもっと国民の声を より
私は医療従事者が使命感を失い「エリート」ではなくなったのが、医療従事者側だけの原因ではないと感じました。
以前は「象牙の塔」などといわれ外から分かりにくい派閥抗争とか権力争いで、医学系大学とその関連病院は伏魔殿のようなイメージがありました。実際そういうことは起きていたのでしょう。実際病院だけではなく大企業や役所でも同様なのはご承知の事と思います。しかし、そのイメージが一人歩きして、未だに医者は金持ちで楽な商売と思う人は多いのではないでしょうか。上記の中でも勤務医を辞めた途端、勤務時間半分で収入二倍になったという記述があります。逆に言えば勤務医は辛い。それは私のブログでちょくちょく書いている医療系の記事を読んでいただくか、医療系の誠実なブログを読むとある程度お分かりいただけると思います。
また文中にも多くの勤務医は、世界的に見ても非常に低い収入と極限的な勤務状況に耐えながら、使命感と誇りだけで、医療を支えてきました。と書いてあります。実は日本の勤務医(病院勤務の医師)は月給は安い上にいくつかの病院では不思議な条件で医師を勤務
それに患者が亡くなったとき、その治療に当たった医療従事者を責めれば簡単である。昔の医師は患者や家族のつらい部分を引き受け、治療すべてに責任を持っていました。だったのでしょう。でも今はそうではない。
しかしニシノ説の中の人は
いろいろな医者を見聞きしているけれど、「こんなデタラメで医者ができるのか」と唖然呆然となったことが何度もある。デタラメ医者についてマスコミが実名で告発していけば、読者から支えられるだろう。そんな勇気のあるマスコミは見当たらないけれど。中川氏が嘆いた低収入、極限の勤務。誇りを亡くし使命感を喪失した原因にはなんら触れず、事件だけを追うこの姿勢は、マスコミに関わった事のある人特有のモノなのでしょうか?大淀病院の記事で一躍名を上げた青木記者にも通じるものを感じます。記事を書いたあとで、言い訳は幾らでも考えられるでしょう。
2007年07月19日 医者不信より
医療従事者と患者の間に深い溝があります。医療従事者側の発信が少なかったからなのかもしれません。患者側が医療を頑なに聖域として、そこに踏み込む事をためらっていたからかも知れません。しかし、本来その間を繋ぐはずのマスコミは、センセーショナルなうけるネタに飛びつくだけだった様に感じます。
私達も医療従事者も平等に患者になる可能性があります。医療従事者はその意思があり学んだ者がなります。でも全ての医療従事者が素晴らしい使命感を持っているとは言いませんが、彼らの多くが私たちが思っているほど優遇されているわけでもなく、裕福でもなく、サラリーマンとして(一部はそれ以下の労働条件で)勤務しているこのに、マスコミも含め気が付いているのに問題にせず、それまでどおり聖職者の冠を押し付けるのは身勝手です。日本の医療制度がおかしくなっている事について「知らなかった」では済まされない状況なのではないでしょうか?
ニシノ説のようにありそうな話を書いて同意を得るのは簡単ですが、専門的な医療の話は、その分野が専門では無い医師でもよく分からないのに、簡単にデタラメ医者と判断してしまうニシノ説の中の人は、信頼という細い糸をただ興味本位に指先で弄んでいるように感じます。
本当にこういう人達を報道する側に立たせておいてイイのですかね?













この記事に対するコメント・トラックバック [6件]
1. Q@N
— July 22, 2007 @23:09:23
こちらの方を読んでこういう感想を。
『長男が言う。「すぐに眠りたいんだけど」。よしよし、
それならこれだ。30分以内にふんわり眠くなる。大急ぎで
眠りたいならあれもあるぞ…』
そんな、処方箋がいる睡眠導入剤みたいなものを
……勧めようとするとは。いや進歩的ですね。
後に非合法
ていうのが薬の世界ですから、今のうちにドラッグキメとけば成人してからも耐性が付くという教育的見地から・・・
まあ、どちらにしても進歩的マスコミ(と自称する人)にロクな人材はいないことは確かですね。
新しい記事の教育についての話も、トンデモな親の自白としか読めない・・・。
3. monkey
— July 27, 2007 @19:54:11
ニセ医療を持ち上げ、サプリメントを持ち上げ、
医療や教育問題をバッシングする。
何も知らない人には、耳に快いが、(ネット上にはほとんどいないと思う)
事の本質が全く理解できていない駄文の垂れ流し。
オーマイニュースから多くの良心的な人が去り
西野氏も忘れられ、
もはや、まともなコメントが寄せられてない無い状態なので…。
今日(7/29)ニシノ説にアップされていた「『やっぱりね』の参院選」を見て、噴出しそうになってしまいました。(◎´∀`)・∵. ブハッ
後で言い訳すればいいヤ、程度の記事ということですね。まあ、紙媒体に記事を書いていた方は、とかくネットの影響力を軽視されるきらいがあります。
彼の中ではチラシの裏に書きとめた程度なんでしょうが、世界中にみられているという意識はないのでしょう(-_-;)
特に自分が感じた事が一番という疑似科学にはまりやすい人に典型的な症状が出ています。
野球じゃないですが、まず一番近くにいた審判の判断に従い、合理的とは思えない場合に他の方法を持って検証するのが一般的と思いますが、教育現場は閉鎖的だったから批判をするのが良い、とか聴診器の当て方でこの医者は変だとか、看護師が笑いをかみ殺しているとか。
良いと悪いの2つに常に分けられるとすればこんな楽な事はないですね。
6. 老婦人の夏
— November 12, 2008 @12:55:41